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不動産売却の「手取り」計算シミュレーション!費用一覧・仲介手数料早見表

2026年3月24日

売却価格=手取りではない!不動産売却の「諸費用」計算シミュレーションと内訳一覧

 

 

「一括査定に出したら、予想以上に高い金額が出てホッとした」 そのお気持ち、よく分かります。しかし、その直後に「で、結局いくら手元に残るの?」と不安になっていませんか。

不動産売却において、「3,000万円で売れたから、次の家の頭金として3,000万円使える」というのは、最も危険な誤解です。実際には、そこから数百万円単位の費用や税金が差し引かれます。

この記事では、不動産業界の裏側を知り尽くしたプロの視点から、家を売る時に「何に・いくら引かれるのか」を包み隠さずお伝えします。見せかけの高額査定に惑わされず、堅実な資金計画を立てるための現実的な基準を手に入れてください。

 

 

 

 

1. 残酷な現実「売却価格は全額もらえない」

 

 

一括査定の高い数字で安心していませんか?

 

ネット査定で「A社3,500万円、B社3,000万円」と出れば、A社を選びたくなるのは当然です。しかし、この高い金額は、まず売却の依頼を受けるために「希望的観測」を含めて提示されているケースも少なくありません。

 諸費用を引いたシビアな「手取り額」を最初に伝えないのは、売主様を不安にさせない配慮とも言えます。ただ、高い査定額を信じて進めた結果、後から「売れないので値下げしましょう」となって一番困るのは売主様ご自身です。

 

 

不動産売却の手取り額を決める基本計算式

 

手元に残る金額(手取り額)は、以下の計算式で決まります。

【手取り額 = 売却価格 - 諸費用 - 住宅ローンの残債 - 税金】

売却価格から、仲介手数料などの「諸費用」、まだ返し終わっていない「住宅ローンの残債」、そして利益が出た場合にかかる「税金」を全て引いた残りが、あなたの本当の手取り額です。

 

 

2. 家を売る時に引かれるお金(費用・税金)完全一覧

 

具体的に何にいくらかかるのか、必ず発生する費用と、ケースによって発生する費用を一覧で解説します。

 

 

仲介手数料の計算式と早見表

 

不動産会社に支払う最も大きな費用が仲介手数料です。売却価格が400万円を超える場合、以下の計算式で上限額が決まっています。

【売却価格 × 3% + 6万円 + 消費税】

売却価格3,000万円の場合: 1,056,000円
売却価格4,000万円の場合: 1,386,000円
売却価格5,000万円の場合: 1,716,000円

 

 

印紙代・登記費用(抵当権抹消など)とは?

 

印紙代(印紙税): 売買契約書に貼る切手のような税金です。売却価格が1,000万円超〜5,000万円以下の場合は、1万円かかります(※軽減税率適用時)。

登記費用(抵当権抹消登記など): 住宅ローンが残っている家を売る場合、銀行が設定した「家を担保にする権利(抵当権)」を消す手続きが必要です。司法書士への報酬を含め、およそ1万5千円〜2万円程度かかります。また、売って「利益」が出た場合には、翌年に「譲渡所得税」という税金がかかります。

 

 

見落としがちなその他の費用(測量費・解体費・残置物撤去費)

 

Webの簡易計算ツールには絶対に出てこない「隠れコスト」が存在します。

測量費: 土地の境界が確定していない場合、隣人との境界を決めるために約50万円〜80万円かかります。
残置物撤去費: 家の中の不要な家具やゴミを処分する費用です。数十万円かかることも珍しくありません。
住宅ローン一括返済手数料: ローンをまとめて返す際に、銀行へ数万円の手数料を支払う必要があります。

 

 

3. 【価格別】不動産売却の手取り額シミュレーション


ここでは、住宅ローン残高を仮定し、より現実に近い手取り額をシミュレーションします。(※譲渡所得税は控除の特例を利用し0円、その他の個別費用は発生しないものと仮定します)

 

 

 

 

売却価格3,000万円の場合のシミュレーション

 

(条件:住宅ローン残債 2,000万円)

売却価格: 30,000,000円
仲介手数料: -1,056,000円
印紙代: -10,000円
抵当権抹消登記費用: -20,000円
ローン一括返済手数料: -30,000円
ローン残債の返済: -20,000,000円
【手取り額】= 約 8,884,000円

売却価格3,000万円に対し、約111万円が諸費用として消え、ローンを返済すると手元には約888万円が残ります。

 

 

売却価格5,000万円の場合のシミュレーション

 

(条件:住宅ローン残債 3,000万円)

売却価格: 50,000,000円
仲介手数料: -1,716,000円
印紙代: -10,000円
抵当権抹消登記費用: -20,000円
ローン一括返済手数料: -30,000円
ローン残債の返済: -30,000,000円
【手取り額】= 約 18,224,000円

諸費用だけで約177万円が引かれます。これが「売却価格=手取りではない」というシビアな現実です。

 

 

4. 「高額査定」に潜む罠と自己計算の危険性

 

 

なぜ不動産会社は「諸費用」を積極的に話さないのか

 

不動産会社が手取り額の話を避ける最大の理由は、「自社と専任媒介契約(他社には依頼しないという契約)を結んでほしいから」です。諸費用を引いたリアルな数字を見せると、売主は現実を突きつけられて売却を躊躇してしまうと考えます。だからこそ、リスクを隠して「高く売れます」とだけ伝えるのです。

 

 

ネットの知識や自動計算ツールを過信してはいけない理由

 

「自分でネットのツールを使って計算したから大丈夫」と考えるのも危険です。Webの自動計算は「何のトラブルもない標準的なケース」でしかありません。 

実際には、築年数、リフォームの履歴、親から相続した時の評価額など、個別の事情で税金が数百万円単位で変わります。素人計算を信じて住み替えの計画を立てると、後から「頭金が足りない」「税金が払えない」と資金ショートを起こす原因になります。

 

 

5. カラーズハウスが「手残り」にこだわる理由

 

私たちカラーズハウスが、あえてテンションの下がるような厳しい数字を最初にお伝えするのには明確な理由があります。

 

 

300件以上の実務経験に基づく「リスクを見込んだ資金計画」

 

不動産売却では、Webの簡易計算や一般的な数式だけではカバーしきれない個別事情が多く存在します。

大手不動産会社をはじめ、これまで300件以上の取引に携わってきた代表の川野は、「境界杭が見当たらない」「古い配管が越境している」といった現場特有の事象を事前に予測し、あらかじめ必要な費用としてシミュレーションに組み込みます。

売却を進める中で想定外の出費が発生し、手元に残る資金が計画を下回るリスクをできる限り減らすため、実務経験に基づいた現実的な数字をご提示しています。

 

 

NPO相談員経験から生まれた「お客様の人生を守る」倫理観

 

代表の川野は、「NPO法人不動産売却SOS相談センター」の相談員として、資金計画が狂い差し押さえの危機に陥った方々の悲痛な叫びを数多く聞いてきました。その失敗の多くは、入り口の査定段階での「甘い見通し」が原因です。 利益優先ではなく、お客様の人生の破綻を防ぐこと。その高い倫理観があるからこそ、耳の痛い現実も正直にお伝えします。

 

 

6. 【監修者より】代表・川野元基からのメッセージ

 

代表取締役・川野 元基
代表・川野 元基

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

株式会社カラーズハウス代表の川野元基です。

「一括査定サイトで出た高い査定額を信じて資金計画を立ててしまった」 「売却後に多額の税金請求が来て、新居の生活が苦しくなった」

そんな後悔をする方を、私はこれ以上見たくありません。 私が「全国不動産売却安全取引協会」に認定された「おうち売却の達人」として皆様にお約束するのは、見せかけの高額査定ではなく、あなたの人生設計を守るためのシビアな数字をお伝えすることです。

「手取りを知るために計算を依頼したら、しつこく売却を迫られるのでは?」というご心配は無用です。無理な営業は一切行いません。「今はまだ売るかどうかも決めていない」という方こそ、ぜひ当社の『無料・手残りシミュレーション』をご利用ください。

正確な手残り額を知ることは、「売らない」という選択肢を含めた、正しい人生設計の第一歩です。面倒な計算は全て私に丸投げしてください。ご連絡を心よりお待ちしております。

株式会社カラーズハウス 代表取締役
川野 元基(かわの げんき)

プロフィール・保有資格:

株式会社カラーズハウス 代表取締役
センチュリー21フランチャイズ加盟店 在籍12年
全国不動産売却安全取引協会認定「おうち売却の達人」
NPO法人不動産売却SOS相談センター 元相談員
宅地建物取引士 / 賃貸不動産経営管理士
1級建物アドバイザー / ホームステージャー2級
不動産写真マイスター

著書

電子書籍『売却前の勝負! 不動産売却のための完全ガイド』

メディア掲載

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